2015年11月6日金曜日

考えない練習



 Don't think , feel !




人間というのは、考えをめぐらせる『推論』の世界に生きているように思えてきます。


昼飯を食べている時にもかかわらず、その食事を五感で味わうことなく、晩飯には何を食べようと考えてしまう。


明日のことが気になって眠れない。


歩いているのに、外の現実より、スマホの中で起こっている仮想現実の世界のほうが気になってしまう。


 逆に言うと、『今ここ』で起こっている現実、自分の知覚、沸き起こる気持ち、こういったことには案外、注意が向いていないことが分かってくるわけです。


 そう考えると人間というは案外、どうでもよい『推論』ばかりやっている、ことに気がついてくるわけです。それで、これが創造の源泉にのなりうるし、ストレスやこころの不調の原因とも成り得るというわけです。


 このアンチテーゼとして存在するのが、『マインドフルネス』。


 それで、元々原始仏教のヴィパッサナー瞑想、あるいは禅のように思えてくるわけですが、宗教色を除いて、

  • (思考を)止める
  • (知覚に)注意を払う
  • 今ココで起こっている現実に気づく
  • 何が起ころうが『善』『悪』の判断をしない
  • (現実を受け入れる)

たったこれだけのことがマインドフルネスのトレーニングだというわけです。[1]
もちろん、これは絵を書いていようが、歩いていようが、お風呂に入っていようが、どこでも実行可能な技法でもある、というわけです。


 また、既に21世紀でもあり、学術的なエビデンスをもってしてその効果が検証されているところもあり、例えば、ほんの一例として、第三世代の認知行動療法の ACT の元となっている<関係フレーム理論>(S .ヘイズ)などによって明示されているところもあるわけです。[2]


 それで、現代人は何かあると『推論』ばかり行っているわけであって、明示的に考えない練習をしないとストレスが貯まる時代に生きているとも言えるように思ってきます。


文献

[1]http://sf-act.com/docs/resources_harris.pdf
[2]https://contextualscience.org/files/318%20ACT%20RFT%20and%20the%20Third%20Wave%20BT%202004.pdf
[3]http://ori-japan.blogspot.jp/2012/03/10_13.html (参考)

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