2016年6月28日火曜日

サイバネティクスについての諸々


                                                                                                                             
 世の中の現象を学問的にとらえるとする。

 普通の学問は範囲が非常に狭く取られている。

 だから、こころを数式化する、とか単なる物質に還元して説明するみたいなトンチンカンなことが起こる。

 要は、頭が良すぎて物事をありのままに観察できないのだ。

 そうならないためには、範囲が広く取られている体系をまなばねば、となるのだが・・・

 サイバネティクスがそのひとつに該当するのは間違いない。

 その前に世の中をマインドフルネスにみるのが最初かもしれないが(笑)。

 <ひとりごと>



マネジメント・サイバネティクス

 昔むかし、学生の頃、一般教養で心理学の授業があった。

 感想は、ひとこと「つまらない」。

 理系の人間からすれば、うんちくを聞かされて、再現性もないことを勉強しても意味がない。これが正直な感想。そのころ、心理学を勉強するというのは浮き世離れした世の中で役に立たないことを勉強する代名詞みたいに言われていた時期でもあった。もちろん今でもそういうところはあるのかもしれないが(笑)。

 それがちょっとだけ変わったのは社会人になって人類学者のグレゴリー・ベイトソンを勉強するようになってから。

 この時、お客さんのプロジェクトを観察して出た「局所最適の積み重ねが、なぜ全体最適化にならないのか?」という疑問を解決してくれそうな気がしたからだ。真面目な人間がレンガを一つ一つ積んでいく、そしていつかは立派な教会ができる。これは物語としては美しいが、実際の仕事はそうはならない。全員が他球団では4番を打てる選手で打線を組んでも、勝てるとは限らない。結局、局所最適な和で全体最適を実現できることは少ない。


 さて、その時のベイトソン感想は、外国の文系の人はすげーロジカルなのね(笑)。もちろん文系・理系みたいな単純な二元論で物事を分けるのは頭の悪いやり方だ、と今は思っている。

   実は、今でも心理学には興味はない。で個人的な興味は、世の中で起こっていることをベイトソンのようなサイバネティクスな視点から眺めてみること。これに尽きる。

 サイバネティクスは結構便利だ。

 会社で起こっている、<組織の振る舞い: Organizational Behavior>や<人間関係のあや>を非常に冷静な視点から記述できることになる。もちろん、心理療法家の暗黙知的な技法を記述すれば方法論ができるし、卓越した人間の考え方を記述して実装すれば人工知能になる。

 それで、特に組織のマネジメントにサイバネティクスを適用したのがスタッフォード・ビーアだ。

 そんなわけで、今日は、個人の趣味でサイバネティストのスタッフォード・ビーアの映像を紹介しておこう。[1]

    見てくれは怪しい新興宗教の教祖様、中身は確かにサイバネティクスだ(笑)。




 
http://ori-japan.blogspot.jp/2011/08/blog-post_14.html

 余談だが、学士の時の就職試験でI◯M社を受験した時、「君は心理学が不可ですが・・・」と生意気そうな面接官に突っ込まれた。まぁ、進学も決まっていたこともあり。「だから、どうしましたか?」と答え、喧嘩になった(笑)。それで、結局、2年後にシリコンバレー系のぬるい会社で働くことになるのだが。まぁ、本社のご近所にベイトソンの勤務したMRIがあったことを考えるとこれはこれで良いのではないかと考えている今日このごろだったのだ(笑)。そういうつまらないことを思い出した。

(つづく)

文献
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