2016年6月2日木曜日

解決志向催眠 by ビル・オハンロン


                                                                                                                                  
 「エリクソニアン」とは心理療法家ミルトン・エリクソンのスタイルを受け継ぐ弟子筋にあたる人たちの総称。ただし、エリクソンは自分の技法を形式知として残さなかったので、弟子たちの技法は「本当に弟子筋なのか?」と思われるほど様々。

 もっともエビデンスさえあるならスタイルの違いにそれほど目くじらを立てることはないのかもしれないけれど(笑)。それで、若いころエリクソン家の庭師のアルバイトをしながらエリクソニアン・アプローチを学んだのがビル・オハンロン氏。もちろん、オハンロン氏のアプローチ≠ミルトン・エリクソン自身のアプローチなのだけれど、初学者が学びはじめるには一番シンプルで本質をついた部類のアプローチであるのは貴重だ。特に怪しいところを徹底的に除いてポップで軽いノリで行うというのが重要なのだろう。で、Youtubeに彼の講義がアップロードされていたのでご紹介しておくことにしよう。

 <ひとりごと>



エリクソニアンの一つの形:解決志向催眠

   個人的に「エリクソニアン・アプローチに惹かれる理由は何か?」を考えることがある。

http://ori-japan.blogspot.jp/2015/11/blog-post_29.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2013/02/blog-post_26.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2012/07/blog-post_21.html

優等生的に答えると、プロジェクト・マネジメントの支援やコンサルティングを行っていると人の<想いや行動>あるいは組織の<振る舞い>の《変化》を扱う仕事が増えたから、何らかの理論や技法を体系的に学びたかったということがある。当然、《変化》を扱うということになると、それに対する《抵抗》がある。これをどのように人や組織の成長や変化のために、あるいは課題の解決のために《利用 Utilize》するのか?というのが腕の見せ所となる。もっというと、「日の光が強くなればなるほど、影は濃くなるように」強引に《変化》を起こすために何かを明示すればするほど《抵抗》は強くなっていく、その意味で単なる「頭が良い」というのとは少し違う何かが必要になる。

http://ori-japan.blogspot.jp/2013/03/blog-post_28.html

  で、もっと本質的なことを考えるとエリクソニアン・アプローチが「弱い者が最も強い」「曖昧なことがもっとも確実なこと」というような<不思議な国のアリス>さながらな逆説的なプローチで天邪鬼の自分には非常に合っていたということがあげられるだろう(笑)。《変化》は矛盾や痛みを伴うことも多いが、それをやり遂げるにはもっと大きな《矛盾》が必要なのだろう。ビル・エヴァンスよろしく Jazzにアレンジされた「Alice in wonderland 」を聞くと、ついこんなことを考える(笑)。

 それで、米国カリフォルニア州にある心理学専門の大学/大学院のCalifornia Southern University のYoutubeサイトにエリクソニアンのひとりであるビル・オハンロン氏の講義「Solution Oriented Hypnosis(解決志向催眠)」がアップロードされていたのでご紹介しておこう。



 このシンプルな講義の中からオハンロン氏がエリクソンから何を学んだのか?を考えながら視聴するのもまた一興なのだろう。

(つづく)

文献
N/A

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com
https://www.facebook.com/okirakusoken

0 件のコメント:

コメントを投稿