2016年7月22日金曜日

第12回ミルトン・エリクソン派国際会議の資料一気読み


                                                                                                                             
 仲良き事は美しき哉(笑)。

 <ひとりごと>



今現在どうなっているんだっけ?

     心理療法家のミルトン・エリクソンは自身の技法を体系化しなかった。だから、エリクソン自身が構築した「理論」、「体系」、「技法」・・・というような形式知は存在しない。エリクソンの技法と呼ばれているものは、後にその弟子たちがエリクソンとクライエントのやり取りの記録から勝手に推測して構築されているに過ぎない。

 ただし、例外的にエリクソンの技法の応用に成功した人たちがいるように思えるところもある。

 その一人は人類学者でサイバネティストのグレゴリー・ベイトソンのチーム。有り体に言えばカリフォルニア州パロアルトのMRI。ベイトソンはサイバネティクスを持ち込みエリクソンの暗黙知を形式知化し、短期戦略派心理療法の礎を築いた。

 もう一つは形式知化を諦めた人たち、通称エリクソニアンな人たちだ。彼らはエリクソンの暗黙知を暗黙知として学ぶことを選択した。要は落語や歌舞伎のように箸の上げ下ろしから言葉遣いまでを徹底的に体で覚えようという人たちだ。

 エリクソンは今でも博士号持ちの人間の人生を狂わせるくらい、謎と魅力を秘めているところがある(笑)。現在のエリクソン派生の流派は以下のようになっている。[1] もちろん、「エリクソンの前にはエリクソンなし、エリクソンの後にもエリクソンなし」と見るのか、「エリクソン派は変なのもあるがそれなりに繁栄している」とみるのかはその人次第だ。




   そのようなわけで、現在でもエリクソンの背中を追っている人は大勢いるわけだが、こういったミルトン・エリクソン派の心理療法家の学会というか祭典が「International Ericksonian Congress (国際エリクソン会議)」というわけだ。

http://www.ericksoncongress.com/

 最近だと2015年の12月にミルトン・H・エリクソン財団の後援で米国アリゾナ州フェニックスで開催された。また、このサイトからワークショップで配布された資料が無償でダウンロードできるようになっている。研究者や院生はここから資料をダウンロードして読んでみるのもよいだろう。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2015/11/blog-post_29.html

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