2016年7月11日月曜日

人はなぜ陰謀論にハマるのか?


                                                                                                                             
 論理学的に<ないこと>は証明できない。
 心理学的に<あると強く思うものは>存在していると思う。
 情報リテラーシーの低い人は<信用できそうな人>の言説を裏を取らずに強く信じる。

 人は気をつけていないと陰謀論にハマる(笑)。
 
 <ひとりごと>



陰謀論はどうして起こるのか?

  最近はソーシャルメディアも行き渡って、有益な情報から有害な情報までが瞬時に拡散されるようになっている。もちろん、情報をどう取捨選択し、どう活用するのか?は我々受け手側の問題だ。だからそれを上手に活用できる人は、<情報リテラシー>が高いと言われ、反対の人は<情報リテラシー>が低いと言われる。

   さて、参院選挙も終わったところだが、今回の選挙の特徴の一つはSNSなどで候補に関するトンデモ陰謀論が撒き散らされたことがあるだろう。もちろん、個人的には個々の陰謀論に逐一反論するのは時間がもったないと考えている。しかし、この機会を面白い経験だと考え「人はなぜ陰謀論にハマるのか?」という問を立てると、結構面白いものが見えてくる。

 スライドシェアを参照すると「認知バイアスと陰謀論と与太話」といったスライドに出くわす。もちろん、訳は適当だ。

 一つ目が、この中で重要な役割を演じているのが<認知バイアス>、特にその中での<確証バイアス>というわけだ。[1]  <確証バイアス>は「個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強すること」ということになる。

 二つ目が、<陰謀論>。もちろん、個々の陰謀論は単なる与太話で終わるのだけれど、実際に「人がどのようにして陰謀論にハマるのか?」を認知科学的に研究すればそれは<陰謀理論>に昇華するというわけだ(笑)。

 三つ目が、与太話。その事実関係の裏取りを行おうと思っても、現実にはそれが難しいというような場合だ。

 こういったことが理路整然と説明されているのが以下のスライドだ。


 もちろん、陰謀論が悪いわけではない。その人の<情報リテラシー>の高低を判断するためによいリトマス試験紙になるというわけだ。もちろん、リテラシーが低い人は、わけの分からない健康食品を大量に買わされたり、へんな団体に勧誘されたり、と大変なのかもしれない(笑)。

 ただし、リテラシーが高いと思っている人も、こういった人とソーシャルな情報を共有した場合、思わぬ曲解された情報として流布される可能性や、意図せず相手を傷つけてしまう可能性もあるのでこういったことは十分留意する必要はあるだろう。

 何れにしても、今回の選挙戦は<情報リテラシー>を考える上では非常に参考になったとともに、<集合知>という視点から考えると案外よい選択をしているようにも思えたことは間違いない。
 

(つづく)

文献
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