2016年7月29日金曜日

学習することについてのメモ


                                                                                                                             
 ポケモンGO!

 一匹のポケモンをひとつの知識と考える。

 そして、知識を取得するプロセスとしての「学習」という概念について考えてみると案外面白い(笑)。

 <ひとりごと>



学ぶことを学ぶ・・・・

  「学習する」ということを考えると案外深い。

 まず、何を対象として学ぶのか?

 敢えて二元論的に考えると、「成功」から学ぶのか?「失敗」から学ぶのか?がある。「ベスト・プラクティス」[1]という言葉がある。要は、色々な取り組みの中から最もうまくいった成功事例から学ぶことだ。もちろん、成功事例をベタなレベルで繰り返しても上手くいくわけではない。状況を含めた成功要因を抽象度を上げたメタのレベルできちんと分析しておく必要がある。[2] これをやらないと成功事例は必ず武勇伝に化け、その要因がきちんと分析されることは案外少ない。武勇伝は次の成功には役にたたない、ただ飲み会を盛り上げるネタになるだけだ。成功、それ自体に酔ってはならない。

 また、反対に「失敗」を対象として学ぶことができる。この場合の注意は、失敗の要因がどこにあったのか?を分析することで、「犯人探し」は後回しにすることだ。一般的に刑法に違反するようなこと以外、犯人探しは人間関係がギクシャクする要因にしかならない。目的は次の成功につなげることだ。だから、システムとして何が悪かったのか?を追求しなければならない。「システムを憎んで個人を憎まず」これが失敗から学ぶポイントだ。失敗を許容しない組織は失敗から学べない。余談だが、第二次大戦中の日本軍の失敗を研究した「失敗の本質」[3]は非常に興味深い。

  どのようプロセスで学ぶのか?

 何を学ぶか?といった学習対象より、どのようの学ぶのか?のプロセスのほうがより重要だ。これも敢えて二元論的に考えると、「ポジティブ・フィードバック・ループ」で学ぶのか?「ネガティブ・フィードバック・ループ」で学ぶのか?がある。[4]  

 まず、ネガティブ・フィードバック・ループでの学習。例えば、中学生の時に5教科のテストがあるとする、ポジティブ・フィードバック・ループではゴールに対して偏差が縮小するようにループを回す。つまり、全体の教科がまんべんなく80点取れるように、教科書の範囲を決め、粛々と教科書を読むようなやり方になる。もっというと金太郎飴をつくる教育になりやすい。PDCAのデミングサイクルがこれだ。PDCAは良くも悪くも金太郎飴をつくるプロセスでしかない。

 一方、ポジティブ・フィードバック・ループで学ぶやり方は、範囲を決めずにとにかく興味のあることを徹底的にやる、というやり方になる。要は偏差が拡大するように学ぶ。英語を勉強するにしても、英語の雑誌を読む、英語の番組を視聴する・・・など範囲ややり方にとらわれない、数学にしても中学でも興味があれば大学の教科書を読むというようなやり方になる。もちろん、この場合、既存の枠組みに囚われない一芸に秀でた天才を生み出すというような学習ではあるが、他の教科の点数がからっきしダメ、というようなケースも考えられる。もちろん、一芸に秀でると良くも悪くも常識は通用しない人にはなる(笑)。

 学ぶことで殻が破れるのか?

 なぜ学習するのか?その理由は、今の殻を破って、違う次元に行くことだ。グレゴリー・ベイトソンの学習理論がこれに言及している。[5] 既存の枠組みにとらわれずに新しい学習のやり方を身に付ける。結局、「学ぶことを学ぶ」・・・というようにどんどんメタの視点を取って殻を破らなければならない。ゲームで言うと、どんどんステージが上がっていくようなことだ。


(つづく)

文献
[1]https://ja.wikipedia.org/wiki/ベストプラクティス
[2]http://www.sei.cmu.edu/reports/10tr037.pdf
[3]https://www.amazon.co.jp/dp/4122018331
[4]http://ori-japan.blogspot.jp/2013/12/vs.html
[5]http://epubs.surrey.ac.uk/1198/1/fulltext.pdf

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