2016年8月18日木曜日

組織開発と変革の典型的な4つのモデル


                                                                                                                             
 組織は生き物。

 それが、ミジンコ、ネコ、ライオン、クマ、ダイオウグソクム、な
 
 のかはわからないけれど(笑)。

 <ひとりごと>



組織のへアプローチは多重になるなぁ〜

 営利を目的に設立された企業組織も、非営利のお役所もなんらかの使命や目的を持って活動しているという点では共通している。もっとも、最初は高い志をもって設立された団体も、時間が経つに連れて<組織の存続>自体が目的になったりするので厄介だ。何のために存在しているのか?それは組織が存在し続けるのが目的だからだ、というトートロジーに陥る(笑)。

 また、組織の難しいのは、それが<生き物>だということだ。ある時はおとなしい犬や猫のようでもあり、ある時は、ライオンやクマのように人を襲ってくることもあるという非常に厄介な生き物だ。もちろんその攻撃性が「新しい市場を創る」のような建設的なほうに向けばよいのだろうが、<組織の存続>を脅かす内外の敵とは徹底的に戦うというような姿勢になると組織は硬直してしまう。政治家が某省庁を改革しようと乗り込んでも、返り討ちにあって、大やけどをするのは大体このパターンだ(笑)。

 さらに、組織を難しくしているのが、組織を構成するひとり一人はたいてい善良な人だということだ。水戸黄門のように正義のヒーローと悪代官が居て、勧善懲悪で悪代官をやっつければ平和が訪れる、とならないのが難しいところだ。善良なひとが集団になると、なにかよからぬ方向に行く場合がある、というのが組織の難しいところでもある。

 組織とどう付き合うのか?

 誰がどう考えても経営、マネジメントの専権事項なのは間違いない。で MITのサーバーに転がっていた「EXPLAINING DEVELOPMENT AND CHANGE IN ORGANIZATIONS[1] というタイトルのエッセーを読んでみた。もちろん、組織はひとつ一つが違う。だからフレームワークをそのまま当てはめるわけにはいかない。しかし、教科書的なアプローチは、方向性としてどんなのがあるのか?というところでは非常に参考になる。

 ここでは、組織開発と組織変革について4つの典型的なアプローチが紹介されている。①ライフサイクル・アプローチ、②目的論アプローチ、③進化論的アプローチ、④弁証法的アプローチ。もちろん、ここでは厳密に分けることが目的でない。理由は組織へのアプローチは多面的である必要があるからだ。

 もちろん、言われるまでもなく、普段からこういったアプローチは心の隅においているのだが、明示されることでより一層クリアになる。

①のライフサイクル・アプローチはやはり企業が成長するにはそのステージをいくつかに分けて考える必要がある。組織は生き物だから、年をとる、誕生ー成長ー衰退みたいなサイクルがある。ベンチャーや同族企業などだと要所要所で事業継承が問題になる。事業ポートフォリオ、合併、分社、組織形態の変更(例:持ち株会社への移行)などもステージに合わせて考えておく必要があるだろう。

②の目的論アプローチは、MBO(Management by Objective)的なマネジメント。あまり数値管理をやり過ぎると会社がギスギスしてくる。また、営業など数値にしやすい目標以外は案外管理が難しい。自分が勤めていた会社はMBOとMBWA(Management by Wondering Around )ウロウロ歩きまわる経営が1セットだった。最近は、MBM (Management by Mission)で数値ではないところが取り入れられている。

③の進化論的アプローチは、ダーウィン的な進化論の考え方。個人的には同じ進化論でもどちらかというとラマルク派なので、環境への創発的な適応を考えてしまう。市場や顧客に合わせて偶発的に進化するかもね?という感じ(笑)。

④の弁証法的アプローチは、矛盾を統合して新しい境地を目指す、禅的な経営。方法論だと Theory Uとかそんなやつ。結構格好がよいけれど、タスクフォースではなく全社的にやるのは難しい印象。

 いずれにしても、どれか一つやれば全て解決、といったアプローチは無いのだろうから、結局は複合的で多重なアプローチになるのよなぁ、と(笑)。もちろん、ここの4つはあくあでもアプローチの<コンテンツ>なので、これをどのような<プロセス>で導入するのか?を考えると、組織の抵抗を抑えるソリューション・フォーカスト・アプローチにある「抵抗の死」[2]みたいなエッセーを読んで組織の抵抗をどう抑えるのか?考えないといけないのだよねぇ。

(つづく)

文献
[1]http://web.mit.edu/curhan/www/docs/Articles/15341_Readings/Organizational_Learning_and_Change/Ven_de_Ven_Pool_Explaining_Development_and_Change_in_Orgs.pdf
[2]http://www.columbia.edu/itc/hs/nursing/m4050/baker/8571Su03/Shazer.pdf

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com
https://www.facebook.com/okirakusoken

0 件のコメント:

コメントを投稿