2016年8月7日日曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:スクールカウンセリングにおけるSFBT


                                                                                                                             
 ミルトン・エリクソンを探求するする入り口は、

 ソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピーが最適だ。

 <ひとりごと>



SFBTからはじめよう

  ミルトン・エリクソン派生の方法論は今では案外大きな体系になっている。[1]  喩えるなら、アマゾン川を源流に向かって探検するような感じだ。



 もちろん、冒険をどこから始めるのか?というのがある。

 最初からいきなりエリクソニアンな催眠から入るというのがある。もちろん、ギリガンとかザイクとかヤプコとかに教われば別なのだろうが、いい先生を見つけるのは案外難しい。ネットで検索にひっかる「エリクソン催眠」は大抵インチキだ。また、数日で使いこなせるのだったら誰も苦労しない。エリクソン財団のトレーニングのガイドラインにもあるが<人の認識や行動の変化>を支援するにはやはりMSくらいの学位レベルは必要だ。[2]

 MRIや戦略的家族療法やミラノ派から入ってもよいが理解して使いこなすにはやはりMSレベルになる。サイバネティクスやシステム論をガッツリやらないと何も分からない。

 NLPはエビデンスがないし講師がバカな上に金ばかりかかるので論外。MRIで示されている人がどのように(二次的レベルで)変化するのか?のモデルもない。未だにこんなことを言っているレベルだ。好き勝手もよいが品質管理の面で不安がてんこ盛りだ。

で、どうしたものか?という話になる。

 結論から言ってしまえば、最初はソリューション・フォーカスト・アプローチ(ソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピー)から始めるのが良いと思う。あくまでも入り口として最適という意味だ。感触が良ければ、本格的なエリクソニアンを目指すなり、MRIなりミラノ派なり戦略的家族療法なりナラティブ・セラピーを勉強するなりすればよい。それで、この理由は3つある。

  • (早い)体系がシンプルですぐ理解できて、実践できる
  • (安い)たいして金も時間もかからない
  • (うまい)エビデンスがある、奥は深い

 もちろん、明示的な催眠を使わなくて<人の認識や行動の変化>を支援できるし、コーチングのような対話形式で使えるのも使い勝手がよいところだ。 

 それで、カリフォルニア大サンタバーバラ校の研究者が書いた「solution-Focused Brief Counseling: guidelines, Considerations, and implications for school Psychologists」[3] というエッセーがある。これはソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピーをスクールカウンセリングで使うにはどうするのか?技法は?という12ページのエッセーだが非常によくまとまっている。もちろん、州政府公認で学校に導入するためには、エビデンスがなければいけないし、学生へのカウンセリングを運用するために使い勝手もよくなければいけないということになる。コンピュータで喩えると米国の教育現場に普及している Chromebook のようにあまりお金もかからないということなのだろう。

 で、ここにもあるが、2000年以降ソリューション・フォーカスト・アプローチは米国で広がりを見せているということも書かれている。

 また、たった12ページでミルトン・エリクソンへの入り口になるというのも非常に興味深いことだ。繰り返すが、エリクソンへの入り口はここから始めるというのが良いのだろう。たいして金も時間もかからない。

 余談だが、カリフォルニア大は10校あるが、少なくともカフェテリアで飯を食ったことがあるレベルなのは、5校くらいだ。夜な夜なバークレー大橋をドライブしてバークレーに向かう「俺って格好いい!」みたいなことより、UCLAで駐禁を切られてガードマンのおじさんに怒られた記憶のほうが鮮明に浮かぶ(笑)。

(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2015/11/blog-post_29.html
[2]http://www.thebestschools.org/blog/2015/04/06/programs-clinical-hypnosis/
[2]http://files.eric.ed.gov/fulltext/EJ878370.pdf

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