2016年9月18日日曜日

家族療法の系譜:リン・ホフマン


                                                                                                                             
 社会構成主義。

 人は、人との関わりのなかでだけ

 喜び、傷つき、癒され、そして生きていく(笑)。

 <ひとりごと>



目指している地平線は見えてきたけれど(笑)

  備忘録として書いておく。

家族療法は役に立つ》 経験上、企業組織やプロジェクト組織の一皮むけたマネジメントとして家族療法の知見は結構役立つ。それだけが理由でもないが、家族療法は個人な興味の対象でもある。家族療法とサイバネティクスや最新のシステム論が二重らせんで発展してきたというその構図が気に入っているということもある。

 《戦略的システム派のリン・ホフマン》 Youtubeに著名な家族療法家のリン・ホフマンの映像がアップロードされていたのでこれを視聴。家族療法の大枠の流れと効果についてのエビデンスは「Anorexie Mentale et Thérapies Multifamiliales:  l’Approche MAUDSLEY」[1]に簡潔にまとめられている。ざっくり言うと、人は山の中に隔離されて一人で治るのではなく、人の輪の中で治る、みたいなことが統計的に検証されている。

 この資料によれば、ホフマンは通常の認識論「システムが問題をつくる」から「問題がシステムをつくる」へ転換させた人として説明されている。ホフマンは、ミニューチェンとかアッカーマンとかヘイリーとかと一緒に研究していた人で家族療法の実践家であるとともにかなりの理論家。彼女の著作を読んでいると普通に生き物や家族がオートポイエーシスで説明されていたりする(笑)。その意味、生き物を単なる機能や構造だけと見ていないのは確かだ。


家族のパターン・ランゲージ?》この映像で、非常に面白いな、と思った点は、パターン・ランゲージのクリストファー・アレクサンダーの著作「Timeless way of Building」[2]をパロって「Timeless way of  Helping」といっていること、ホフマンはもう90歳代でかなりご高齢なはずだが、もしかすると、家族療法のパターン・ランゲージみたいなことを考えているのか?と思わせる短いながらも非常に意欲的なインタビューとなっている。

 さて、リン・ホフマンを手繰っていくと、それで?という問になるわけだ。

社会構成主義とポストモダン》で、一言でいうと「社会構成主義的な療法」[3]となって、ブリーフセラピーとか家族療法とかナラティブセラピーとかの向かう世界の果てが地平線のように見えてくるということになる。もちろん、地平線の果てを目指すかどうかは別にして(笑)。で、もし到達してもウィトゲンシュタインのお地蔵さんが立っているだけの予感もするのが・・・・(笑)。

(つづく)

文献
[1]http://aprtfformations.fr/wp-content/uploads/2015/06/Paris-December-2012-VFT-and-MFT-for-adolescent-AN.pdf
[2]https://en.wikipedia.org/wiki/The_Timeless_Way_of_Building
[3]http://socialconstructiontherapy.com/

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