2016年9月12日月曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:催眠の関係性からの定義 by J.Haley


                                                                                                                             
 色んなことを、関係として定義してみる、

「結ばれあうパターン」はベイトソンの受け売りだが(笑)。

 <ひとりごと>



催眠状態を人と人の関係で定義する?

  備忘録として書いておく。

   昨日の続きで、ネットに転がっていた「An Interactionanl  Explanation of Hypnosis」[1]というタイトルのジェイ・ヘイリーの論考を読む。1958年にJournal of Clinical and Experimental Hypnosis に掲載されているのでもう50年以上前の論考ということになる。翌年の1959年に、カリフォルニア州パロアルトにMRI(Mental Research Institute)が設立される、というような時期にあたる。ヘイリーの肩書は、スタンフォード大学およびパロアルト退役軍人病院(勤務)となっている。1958年は、第二次大戦終結から13年、朝鮮戦争終結から5年といった時期となる。なお、この論考の研究ためのファンディングはサイバネティクスのメーシー会議でお馴染みのメーシー財団となっている。

  さて、この論考の前提として、人類学者でサイバネティスのグレゴリー・ベイトソンがニューギニアのイアトムル族のフィールドワークを通して、人間関係の類型を取り出した話は昨日少し詳しめに書いた。①対称(シンメトリカル)、②相補(コンプリメンタリー)、③互換(レシプロカル)、これに④メタ対称(メタ・シンメトリカル)、⑤メタ相補(メタ・コンプリメンタリー)となる。ここでは、まだ、メタ相補は使われていないが、ヘイリーが行っているのは、本来主観的と思われている催眠状態の定義を、催眠療法家とクライアントの関係性において定義しようとしたのがここでの試みということになる。もちろん、この研究の対象になっているのは、心理療法家のミルトン・エリクソンだが、もしかすると、アーネスト・ヒルガードやウェイツェンフォファーも入っているかもしれない。

 内容は、通常の対話を行っている関係とどのように異なっているのか?催眠療法家がダブル・バインドを繰り出した時に何か関係が変化するのか? という感じで進んでいく。もちろん、途中、催眠のパラドキシカルな特徴から文章が、「不思議な国のアリス」か、はたまた禅問答か?というような感じになっているのだが、これはこれで楽しく読めるところだろう。

 時間がある時に、サマリーはまとめておきたいところ。で、これはまた別の機会に。

(つづく)

文献
[1]http://nvvh.com/wp-content/uploads/2015/09/IJCEH-63-4-05.pdf

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