2016年9月4日日曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:心理療法の戦略 by ジェイ・ヘイリー


                                                                                                                             
 
     どの著者も、大体処女作って気合を入れて書いているから、面白いことが多い(笑)。

 <ひとりごと>



ヘイリーの処女作

  備忘録として書いておく。

  心理療法家のミルトン・エリクソンについて書かれた「アンコモン・セラピー」の著者で戦略的家族療法家のジェイ・ヘイリーの処女作で、ある意味短期療法的には古典となる「Strategies of Psychotherapy(1963)」[1]を手に入れて、読み進めているところだ。

 インチキなコンサルタントを廃業してファミリー・セラピストにでもなるの?と聞かれそうだが。このあたりの理論とか技法は結構しっかりしているので、コンサルタントを辞めなくても、組織マネジメントとか、ステークホルダー・マネジメントとか、コミュニケーション・マネジメント・・・とか使えるところは多い。
 

要点は、amazon の解説に詳しい。
 

本書は、長年ミルトン・エリクソンに師事し、その治療の実際をつぶさに観察・研究してきた著者による、エリクソン心理療法の初めての解説書である。だが、本書が対象とするところは、エリクソン心理療法のみに止まらず、コミュニケーション分析を通して、理論を異にする心理療法各派を眺めなおし、その背後に共通した戦略が存在していることを明らかにする。

 
 ヘイリーはエリクソンが生きている間だけでも17年間の交流を行うことになる。[2]そして、ヘイリーはエリクソンの暗黙知をフレームワーク化して取り出すことに心血を注ぐような感じになる。[3]もちろん、ヘイリーの生涯を通して、悪い意味ではこのフレームワークはコロコロ変わるし、良い意味ではその時の状況に応じて進化するということになる。もちろん、こういったフレームワークだけを学んでも実際の状況に落とし込んで試行錯誤しないと意味がないのかもしれないが、少なくともとっかかりとしてここから始めるというのは悪くないのだろう。

内容は以下の感じだ、(翻訳は適当)
 

序章  第二版
序章  第一版
第一章 人間関係の戦術としての症状
第二章 催眠療法家と患者はどのように相互に影響しあうのか
第三章 指示的心理療法の技法
第四章 精神分析とその他代表的な心理療法の戦略
第五章 統合失調症的:彼(ミルトン・エリクソン)の方法と心理療法
第六章 マレッジ・セラピー
第七章 家族の対立とその解消
第八章 治療的なパラドクス
参考文献

 
ヘイリーの何かの著作に、スタンフォードで修士課程を終了して少ししてMRIのベイトソンのチームに入ったものの、ベイトソンの話が高度過ぎて、ヘイリーほどの人間でも何を言っているのか?最初は理解不能だったということが書いてあったが、その意味、ヘイリーのフィルターを通すと、ベイトソン直で理解するより分かりやすくなっている印象はある。分量は200ページくらいなのである意味すぐ読めそうだ。

(つづく)

文献
[1]https://www.amazon.co.jp/dp/1845900227
[2]http://ori-japan.blogspot.jp/2016/07/blog-post_31.html
[3]https://www.hypnosisalliance.com/articles/A%20Study%20Guide%20Of%20Frameworks%20Of%20Milton%20Ericksons%20Hypnosis%20And%20Therapy%20-%20Bill%20OHanlon%20-%20%20.pdf

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