2016年10月27日木曜日

ファシリテーションの技術:ミラノ派家族療法を応用する(その14)


                                                                                                                             
 組織や家族を扱う場合、

 関係性が時系列でどのように変化したのか?

 それは各構成員にとってどのような意味があるのかを問うのは重要だなぁ。 

 <ひとりごと>



観察するのは、関係の類型と強度

  備忘録として書いておく。

ピアジェの認識論》以前、ジェン・ピアジェの認識論について少し書いた。[1]   そもそも、人は、ついついこういった思考に陥るようだ、という指摘は非常に興味深い。



l        Egocentrism: 自分で考えていること感じていることが他人にも当てはまると考える
l       Centration:大きな全体の一部にしか注意を焦点化しない
l       All-or-Nothing Thinking: 二者択一、モノゴトを一か八かで見る
l       Irreversibility: 嫌な出来事などによってそれ以前の良い記憶、経験を忘れてしまう。
l       Inductive Logic: 帰納法、場合により過度の一般化が起こる。
l       Transductive Logic:近い時間に起こった出来事により関係性があると思う。
l       Animism:無生物にも生命、感情があると考える
  

 
 もちろん、こういったバイアスのかかった認識が問題を及ぼすのは、特に人間関係のように思われる。

 一例をとると、仕事や日常生活の場面でも、自分が考えていること、あるいは感じていることを他人にも当てはまると考えがちだ。こうやって、相手の要望を確認せずに、つい良かれと思って何かをやってしまうことも多いように思える。もちろん、これが上手くいった時は、相手へのサプライズとなるだろうし、逆の場合は、大きなお世話ということになるだろう。

 もちろん、コミュニケーションは状況やコンテクストによって動的に変化することが難しいのだろうが、何れにしても何をやるにしても十分な観察が必要なのは間違いないことだろう。


比較・分類の質問》ミラノ派家族療法の続き。今日は、円環的質問で③比較・分類の質問をするということになる。

 ポイントは、誰かの振る舞いが他の誰かにどのように影響を与えているのか? 当然、ミラノ派は、ミルトン・エリクソン、MRI派生であるので、家族をシステムとして観察し、「コミュニケーションの試案的公理」[2]でもって関係が〈コンプリメンタリー〉か〈シンメトリカル〉か?その強度が時系列的にどのように変化しているのか?を見極めるのが重要だ。結局、この関係にどのように介入するのかがポイントとなる。

 で、詳細は以下。















(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2012/01/blog-post_31.html
[2]https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Watzlawick

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