2016年11月1日火曜日

ファシリテーションの技術:ミラノ派家族療法を応用する(番外編5)


                                                                                                                             
 関係者というけれど、

 当然、観察される者と、観察する者があるということやね(笑)。

 <ひとりごと>



トライアディックな質問

備忘録として書いておく。

問題は人間関係にある

 問題は「人間関係」によりもたらされる。

 例えば、顧客から厳しいクレームを入れられる。会社でそのクレームが組織の問題から来ていて、担当者が孤軍奮闘させられる羽目になる。

 もちろん、個人の資質が悪いわけではない。組織というシステムの歪を自分が受けている結果、大変な目にあっている構図がここにある。

 組織の問題は「人間関係」の動的な「現れ」と言ってもよいかもしれない。人類学者のグレゴリー・ベイトソンは、組織の動力学を「人間関係」として観察した。こういった問題は、組織を人間関係やコミュニケーションからなるシステムとして充分理解し、「人間関係」をなんとするしかない。

 しかし、組織をシステムとして観察し、人間関係を理解することは難しい。

関係は三角形で見る

 ベイトソンを継ぐミラノ派家族療法は、ここに円環的な質問というのを開発した。円環的質問は必ず「トライアディックな質問」[1]となる。

 トライアディックな質問は、自分以外の2者のやり取りを(暗黙的な)第三者の観察者の視点から記述させるような質問だ。質問は2つのモードがある。

 ひとつは(解釈や意見を排して)振る舞いを記述してもらうトライアディックな質問。例えば、以下になる。

(母親に聞く)「子どもが声を聞いて何かを始めた時、夫がしたことは何か?」

   もうひとつは、解釈や意見を記述してもらうトライアディックな質問だ。これは推測が入る。例えば以下になる。

(母親に聞く)「兄が奇妙な振る舞いを始めた時、弟はどう考えていると思うか?」

このあたりは、小技だが、人間関係を組織というシステムから見る非常に重要な技法の一つであるので、使いこなせるようになりたいところだ。

(つづく)

文献
[1]https://books.google.co.jp/books?id=2nKZHYf_PBQC&pg=PA188

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