2017年3月18日土曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 77日目


                                                                                                                            
     このあたりの論文はひたすら実験、実験、実験、観察、考察・・・・(笑)。

 <ひとりごと>



はじめに

 備忘録として、

 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 77日目について書いておきたい。

催眠による聴覚障害の研究(その2)

「A Study of Clinical and Experimental Findings on Hypnotic Deafness: II. Experimental Findings with a Conditioned Response Technique  (1938)」。著者はミルトン・エリクソン。

 前の論文のつづき、Cグループに含まれていた2人の被験者と新たに2人の被験者を加え行われた催眠における聴覚障害の研究の続き。

   手順は以下の感じ、

1.実験すべては、深い夢遊病的トランス状態で実施される。
2.電気ショックによって筋肉の反応を引き起こす。
3.この筋肉の反応を聴覚の刺激に条件づける。
4.聴覚に条件づけられた筋肉の有効性を決定するために催眠による聴覚障害を引き起こし、その後解除される。
5.制御
   A. 覚めている状態で:
  (a) 設定された条件づけを引き起こす
        (b) 聴覚に関して別の条件づけを行う
  (c) 被験者は自発的に最初の条件づけにつづけて、第二の条件づけをひきだす
   B. トランス状態で:
  (a) 聴覚がある状態で第三の聴覚的条件づけされた応答の確立
  (b)第一、第二、第三の条件付けをひきだす
  (c) 3のの条件づけられた応答を自発的に抑制するよう試みる
  (d) 催眠で耳が聞こえない状態が継続している時に第四の聴覚的条件づけを試みる

 電気ショックなどの機器についての説明などがあるが、ここでは省く。

 ・・・・・・・・
随考

 このあたりは社会科学的な実験でもある。このあたりで書いたが、エリクソンが心理療法家に人類学を、人類学者に心理療法を学ぶように勧めていた。

 このあたりは無生物を対象とした自然科学的な実験ではなく、生身の人間を対象としてフィールドワークのような感じになるのだろう。要は、定量的に把握できることだけではなく定性的なことをも扱う感じになってくる。

 もちろん、エリクソンのこのあたりの実験はどちらかというと定量的なことを扱おうと努力はしているようなのだが。

 そんなことを考えながら wikipeida の Ethnomethodology の項目を少し読んでみた。

 仕事の場面でも、日常の場面でも、案外人類学者になった気分でエスノメソドロジー的な道具でフィールドワークをしてみるのも一興だ。
 

3月18日の進捗、616ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 23.3%) 

Volume 2 : HYPNOTIC ALTERATION   OF SENSORY, PERCEPTUAL    AND PSYCHOPHYSIOLOGICAL   PROCESSES

A Study of Clinical and Experimental Findings on Hypnotic Deafness: II. Experimental Findings with a Conditioned Response Technique 
Milton H. Erickson Revised and enlarged from a report given before the American Psychiatric Association at St. Louis, May 6, 1936; reprinted with permission from The Journal of General Psychology, 1938, 19, 151-167. 




(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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