2017年4月14日金曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 104日目


                                                                                                                            
 直線的な因果関係に基づいて、

 過去そうだったから、未来もそうだと言われても、

 良くも悪くも予想できない偶発的なことが起こるので未来はそうならない(笑)。
 

 <ひとりごと>



はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 104日目について書いておきたい。

催眠研究のプレゼン
 
 「Explorations in Hypnosis Research (1960)」。ミルトン・エリクソンが1960年にカンサス大で行ったプレゼンテーションのトランスクリプトの続きから。

 エリクソンのプレゼンテーションの後、質疑応答が始まる。掲載されているのが議事録のようなもの。

 参加者は以下、

Henry  Guze、Roy Dorcus、Theodore Sarbin、T.X. Barbar 、Andre Weitzenhoffer、

 Guzeが後催眠状態について質問。
 耳が聞こえなくても催眠は可能か?
 コトバが通じなくても催眠は可能か?
 生後3ヶ月の記憶がある9歳の子供の事例については懐疑的

 ・・・・・・・・・

    随考

     このあたりの質疑応答はこの比較表で考えると分かりやすい。

     他の学者はどちらかというと真ん中の学術的な立場だ、一方この時代のエリクソンはすでに表の右側に行っており、他の学者に「なぜそうなるのか?」と聞かれても「だって、現場でやったらこうなるからこうなるのだよ」とトートロジーの禅問答みたいなことになっている。

     その意味、結局ベイトソン達がサイバネティクスを持ち込んでエリクソンの技法を形式知化するまで、既存の心理学の枠組みにのっかってイマイチな議論が続く、というような感じになる。

     おそらく心理学的な枠組みではエリクソンは理解できない。逆に言うと、ベイトソン達がいかにセンスが良かったか、ということだ(笑)。結局、エリクソンの本質は、現状から理想を実現する「戦略」と人と人との「コミュニケーション」に他ならないからだ。

     もちろん、これはこれで面白いのだが、個人的には心理学的な話は結構かったるい(笑)。

    4月14日の進捗、828ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 31.3%) 

    Volume 2 : HYPNOTIC ALTERATION   OF SENSORY, PERCEPTUAL    AND PSYCHOPHYSIOLOGICAL   PROCESSES

    Explorations in Hypnosis Research 
    Milton H. Erickson Presented at the Seventh Annual University of Kansas Institute for Research in Clinical Psychology in Hypnosis and Clinical Psychology, May, 1960, at Lawrence, Kansas. 



    (つづく)

    文献
    [1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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