2017年4月2日日曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 92日目


                                                                                                                            
 知覚に還元すると、

 へんてこなスピリチュアルが沸かないのがよい(笑)。

 <ひとりごと>



はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 92日目について書いておきたい。


催眠状態における時間歪曲
 「Time Distortion in Hypnosis:Ⅱ(1950)」から。著者はリン・クーパーとミルトン・エリクソン。

    本稿の内容は、リン・クーバーとミルトン・エリクソンの著作「Time Distortion in Hypnosis」に詳しい。個人持ちは amazon にあるのと同じ第二版。

 昨日の続きである本稿の内容はこんな感じ。10秒が経過した音で知らせるメトロノームのような装置がある。催眠状態に導入された被験者にこの音を聞かせ、この10秒の間隔を10分に感じるように暗示が行われる。実際に、この間隔をどのように感じたのか?被験者に対して調査が行われる。これを前編の論文からさらに突っ込んだ調査をする。これがここでの内容。

 細かい話は書かないが、主観的な時間間隔の知覚としては「時間の歪曲」は確かに起こる。
 

随考

 学生の頃、おじさんにオープンリールのデッキを貰ったという友人がいた。もちろん、その時代、オープンリールのデッキなんて誰も使っていない丁度カセットからCDへの過渡期の時代。

 ただし、このオープンリールにもよい点があった。いくつか再生速度を切り替えられる。ちょうど二分の一で再生すると、1オクターブ低くなって倍の時間で再生される。

 これを何に使うかというと、曲のコピー。例えば、チック・コリアの「Got a Match 」のようによく聞かないと何を弾いているのか分からない曲というのがある。こういった曲を半分の速度にして聞くとコピーしやすくなるという具合だ。オープンリールからカセットにコピーしてもらう。そして練習する。

 今だと Youtube で同じ音程で速度だけ速く再生したり遅く再生したりできる。とても便利な時代だ。

 もちろん、好きな曲だと何度も何度も聞いていると速度はあまりきにならなくなる。おそらく自分の神経で遅くも速くも自由に再生している格好になる。

 その意味では時間とは何か?のようなことを考えると面白い。もちろん、ここでは、時間という概念というより、もっとプリミティブな話。つまり、時間の間隔をどのように知覚しているのか?という話だ。

 結局、時間が長いか?短いか?は主観的な間隔でしかないということだ。資格試験の時間を長い時間になるように暗示する。出張の移動の時間を短いと暗示する。・・・・・エリクソンがここで使っている技法は色々なところで使えるのかもしれない。

4月2日の進捗、732ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 27.7%) 

Volume 2 : HYPNOTIC ALTERATION   OF SENSORY, PERCEPTUAL    AND PSYCHOPHYSIOLOGICAL   PROCESSES

Time Distortion in Hypnosis: II Linn F. Cooper and Milton H. Erickson 
Reprinted with permission fromThe Bulletin Georgetown University Medical Center, 1950, 4, 50-68. 


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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