2017年4月4日火曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 94日目


                                                                                                                            
 理論は所詮理論、

 これまでの多くの現象が説明できるというだけ。

 だから、未来に起こることが理論どおりに起こるとは限らない(笑)。

 <ひとりごと>



はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 94日目について書いておきたい。


催眠状態における時間歪曲
 「Time Distortion in Hypnosis:Ⅱ(1950)」から。著者はリン・クーパーとミルトン・エリクソン。

    本稿の内容は、リン・クーバーとミルトン・エリクソンの著作「Time Distortion in Hypnosis」に詳しい。個人持ちは amazon にあるのと同じ第二版。

 昨日の続き。しばらく実験がダラダラ続く。
 

随考

 催眠によるトランス状態については色々議論がある。しかし、コンテンポラリーな催眠によるトランス状態の理論としてはおおよそ以下の5つに集約されるようだ。個人的には学習とか新-解離あたりが好みだ。


  • 精神力学(Psychodynamic)
  • 学習(Learning)
  • 新-解離(Neo-Dissociation)
  • 動機付けの関与(Motivated Involvement)
  • ロールプレイング(Role Playing)

 もちろん、人の心の動きなんてそう簡単に理論化なんて出来ないのだろうから、物事を多重に観察する重要性ということを示していることにもなるのだろう。ある日突然、この理論は根本的に間違っていた、ということが証明されると手戻りになる。その意味では多くの流派を同時並行で進めるのは案外正解だ。

 さて、ネットに落ちていた「Current Theories of Hypnosis」[2]というのを読んでみる。

 書いてあることは上で言うと新-解離の理論ということになるが、このあたりはスタンフォード大のアーネスト・ヒルガードあたりが真面目に研究していたことだ。で、催眠現象の一つとして「時間の歪曲」も一行だけ書かれているのだが、これはこれで面白いところだ。

 もちろん、理論は理論としてあるのだろうが、これを生身の人間に当てはめても現象が再現するとは限らないのがまた面白いところなのだろう。エリクソン自身が「一人ひとりは唯一無二の個人である。したがって、心理療法は個人のニーズの独自性を満たすように処方されるべきであり、人間の行動の理論の仮説を画一的に当てはめるべきではない」と言ったことを考えながら、読んで見るのもまた一興だ。

4月4日の進捗、748ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 28.2%) 

Volume 2 : HYPNOTIC ALTERATION   OF SENSORY, PERCEPTUAL    AND PSYCHOPHYSIOLOGICAL   PROCESSES

Time Distortion in Hypnosis: II Linn F. Cooper and Milton H. Erickson 
Reprinted with permission fromThe Bulletin Georgetown University Medical Center, 1950, 4, 50-68. 


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html
[2]http://bscw.rediris.es/pub/bscw.cgi/d4527260/Alladin-Current_theories_hypnosis.pdf


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