2017年4月6日木曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 96日目


                                                                                                                            
 自分の学習スタイルは昔から、

 細かくじっくり、というよりは、

 さらりと、出来るだけ速く、何回も何回も繰り返すという感じなのだよなぁ(笑)。

 <ひとりごと>



はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 96日目について書いておきたい。


催眠状態における時間歪曲
 「Time Distortion in Hypnosis:Ⅱ(1950)」から。著者はリン・クーパーとミルトン・エリクソン。

    本稿の内容は、リン・クーバーとミルトン・エリクソンの著作「Time Distortion in Hypnosis」に詳しい。個人持ちは amazon にあるのと同じ第二版。

 さて、やっと検証の結論に入る。以下だ、

  1. 1948年のリン・クーパーの「時間歪曲」の追試。大部分の被験者で再現できた。時間の感覚は催眠導入と暗示である程度まで変えることができる。被験者は、実際時計で測れる時間ではなく主観的な時間に見合った経験をすることができる。被験者は自然な時間で過ごしているように思うが、これは瞬時に起こっている。
  2. 時間を遡及して記憶を改竄することは報告されていない。
  3. 時間歪曲の中でも経験の一貫性はよく保たれている。
  4. 時間歪曲のもとでは、被験者が通常の時間で進行していると考えられていることが、実際は瞬時に起こっている。これは、覚醒状態の思考より優れている面があるかもしれない。

 ある意味、これは基礎実験のため、主観的解釈が入りにくいように単純に時間感覚がどのように変化するか?という切り口だけから行われている。余談だが、面白い本を読んでいたりすると時間があっと言う間に過ぎてしまったという経験がある人もいるだろう。もちろん、交通事故に遭遇して、いままでの人生が短い時間に走馬灯のように駆け巡ったという人もいるかもしれない。何れにしても、ここでは催眠導入と適切な暗示によって、時間感覚は歪曲するということが再現性をもって確かめられたということになる。


時間歪曲の臨床的な応用
     「Clinical and Therapeutic Applications of Time Distortion(1954)」から。著者はリン・クーパーとミルトン・エリクソン。

          基本的な実験を受け、「時間歪曲」の応用となる。エリクソンはクラーク・ハルの影響なのだろうが、「催眠=学習」の立場を取ると、個人的には認識している。で、「時間歪曲」の臨床への応用、ということになると、自己啓発的な言い方になってちょっと嫌なのだが、当然「加速学習」つまり短い時間に多くを学習することへの応用という方向性になる。このあたりはエリクソニアンのスティーブ・ギリガンの「Therapeutic Trances」の受け売り(笑)。

     要は、不都合な考え方も「思考の枠組み(Frame of Reference)」も不都合な行動も、これまでになんらかの学習によって身につけた、という考え方だ。これと別のことを行うには、別のことを学習する必要があるという具合だ。そこで「時間歪曲」を使ってそれを速くする。こういう方向性で使うということになる。

    ・・・・・・・
     

    随考

       ブログも一体誰が書いているのか?分からなくなってきた(笑)。
     
     なんか朝起きると、知らない自分が勝手に論文を読んで、勝手にサマリーを書いている感じだ。お前は一体誰なんだ?(笑)と。このブログは私の無意識の見解なので、私の意識はまったく関知しません・・・・という感じだ。

     もちろん、自分で細かい実験をやっているわけではないので、これはこれでよいのだが、不思議と言えば不思議な感覚だ。そんなわけで、96日目の朝がやって来た。


    4月6日の進捗、764ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 28.9%) 

    Volume 2 : HYPNOTIC ALTERATION   OF SENSORY, PERCEPTUAL    AND PSYCHOPHYSIOLOGICAL   PROCESSES

    Time Distortion in Hypnosis: II Linn F. Cooper and Milton H. Erickson 
    Reprinted with permission fromThe Bulletin Georgetown University Medical Center, 1950, 4, 50-68. 

    Clinical and Therapeutic Applications of Time Distortion 
    Milton H. Erickson Written with L. Cooper. In Time Distortion in Hypnosis. Baltimore: Williams & Wilkins, 1954. 


    (つづく)

    文献
    [1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


    記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com
    https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679

    ――

    0 件のコメント:

    コメントを投稿