2017年8月31日木曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 243日目


                                                                                                              

  気持ちでも症状でも、使い倒して、なんぼ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 243日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

5. Utilizing the Patient's Negative Affects and Confusion
6. Utilizing the Patient's Symptoms


 
随考
 
     普段生活していると単純な善悪二元論に陥ることも多い。

 例えば、否定的な気持ちはよくない。否定的な気持ちによる混乱はダメだ。こういった思考パターンや反応だ。 

 もちろん、気持ちを否定的か肯定的かの2つに分けている時点で二元論ではあるのだが(笑)。

 今日の当たりの論文を読むとエリクソンは、否定的な気持ちだろうが、肯定的な気持ちだろうが、それを分けることに意味があるのではなく、目標達成や理想的な状態になるために、それをどのように使ったらよいのか?というこういった発想をする必要があるということになる。つまり、否定的な気持ちなら、それをどう使おうか?肯定的な気持ちならそれをどうつかおうか?そういったプラグマティストの発想ということになる。
 
8月31日の進捗、1,920ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 72.5%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679


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2017年8月30日水曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 242日目


                                                                                                              

 緊急事態は、

 普段と違う枠組みで物事を見て、違う反応をする機会と捉える(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 242日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

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 今日は以下の内容。

2. Utilizing Emergency Situations
3. Utilizing the Patient's Inner Realities
4. Utilizing the Patient's Resistances

 
随考
 
     別に忘れていたわけではないけれど、朝も夜も移動していてネットワークのつながらないところにいたので投稿が少し遅れてしまった。

この章で面白いのは、緊急事態を利用すること。緊急事態でテンパっている状態を利用してトランス誘導する。もちろん、宴会芸ではないのでトランス誘導自体にはそれほど意味はないが、普段の認識を超えた枠組みで物事を見て、そして別の反応をすることもできるという入り口にはなる。

 今日も特段緊急事態というわけではないが、普段のパターンが変わると中々落ち着かないものであるのは確かだ(笑)。このあたりで書いた記憶がある。
 
8月31日の進捗、1,912ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 72.2%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

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詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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2017年8月29日火曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 241日目


                                                                                                              コミュニケーションは多水準だから、

  ややこしくもあり、面白くもある(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 241日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

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 今日は以下の内容。

12. Multiple Levels of Meaning and Communication: The
Evolution of Consciousness in Jokes, Puns, Metaphor, and
Symbol.

Exercises

CHAPTER 3
The Utilization Approach: Trance Induction and Suggestion
1. Accepting and Utilizing the Patients' Manifest Behavior

 
随考
 
     コミュニケーションというのは複雑だ。ちょっとした冗談を言っても、その冗談の内容を以外にも、なぜこの場面でこの人はこんな冗談を言うのだろうか?と言うようなメタ・メッセージを伝えることになるからだ。その意味コミュニケーションはいつでも、相手(自身に対しても)多水準のメッセージをやり取りしているのは確かだ。

 もちろん、これは単純に善悪の問題で語れるようなものでもない。むしろ、エリクソンはこの多水準のメッセージを利用しているところがある。その意味、冗談、洒落・・・あるいはメタファーなどその内容以上の色々なものを伝えている構図になっている。

 もちろん、エリクソンの催眠、あるいはトランス誘導もこのように多水準のメッセージを含むコミュニケーションの中で行われていることになる。だから、誘導が自然だ。

 本書にもいくつか演習がついているが、このようなメッセージが多水準であることを少しだけ意識して行ってみるのもよいのだろう。
 
8月29日の進捗、1,904ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 71.9%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


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(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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2017年8月28日月曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 240日目


                                                                                                                            
 
        難しい問題に遭遇したらそれはチャンスでもある。

   もっとも、その問題の前提や仮定に気づいて、

   パラドクスを抜け出す適切な打ち手が実行できればの話だけれど(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 240日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

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 今日は以下の内容。

10a. The Implied Directive
11. Binds and Double Binds
11a. Binds Modeled on Avoidance-Avoidance and Approach-Approach Conflicts
11b. The Conscious-Unconscious Double Bind
11c. The Double Dissociation Double Bind

 
随考
 
     昨日と同じで、今日のところも前著の「Hypnotic Realitiess 」でおなじみの内容。

 クライアントに対して間接的に(解決の)方向性を示すとか、治療的ダブル・バインドでパラドクスやジレンマから抜け出るファシリテーションを行うというのはもはやエリクソニアンならば意識しなくても出来てあたりまえの定番中の定番だ。もちろん、(明示的な催眠誘導を行わずに)普通の会話でこれが出来るので、日常や仕事の場面での問題や課題の解決にもおおいに使える技法だ。

   さて、ダブル・バインドについては、論文全集のはじめのほうに「Varieties of Double Bind(1975)」が収録されていた。今日のポイントはこのコンセプトがどのように言語パターンとして実装されるのか?という話になってくる。後はこれを日本語にして違和感がないような感じでデリバーするとどんな感じになるのか?を考えるのも面白いだろう。

 治療的ダブル・バインドが有効なパラドクスを伴う問題については、このあたりで書いた。エリクソンの言語パターンを読んでいて思うのは、こういったパラドクスを伴う問題に対して、ロジカルシンキングが苦手な子供でも、その問題を解決できるように平易にファシリテーションできるようなヒントが得られることだろう。要は、凄いファシリテーターほど子供にも分かるような平易なファシリテーションができることだ。

 さて、もう少し抽象度の大きな問題について考える。ベイトソンはここで「世の中の主たる問題は、自然の摂理と人の思考の差異によって生じる結果である」と言った。これを分かりやすく言い換えると。「世の中のすべての問題は、事実として実際起こっていることと、本当はこうなっていなければいけなかったのにの期待」の差異ということになるだろう。もちろん、ここにパラドクスが存在すると、努力すればするほど問題が悪化する堂々巡りに入るとかになるので、問題をより抽象度を上げて(前提、仮定などを)見ることができないと解決できない状態に入って、それがまた問題を難しくしているのではあるが(笑)。逆に言うと、ここでの問題解決の方向性はこの前提や仮定に気づくこと、と言ってもよいかもしれない。
 
8月28日の進捗、1,896ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 71.6%)


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詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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2017年8月27日日曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 239日目


                                                                                                                            
 
        知覚で確認できる事実か、単なる概念かの区別をすると、

  エリクソンは随分わかりやすくなってくる(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

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    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

9. Compound Suggestions
9a. The Yes Set and Reinforcement
9b. Contingent Suggestions and Associational Networks
9c. Apposition of Opposites
9d. The Negative
9e. Shock, Surprise, and Creative Moments
10. Implication and the Implied Directive

 
随考
 
     今日のところも前著の「Hypnotic Realitiess 」でおなじみの内容。

 真新しさはないが、それだけ重要なことなのだろう。

8月27日の進捗、1,888ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 71.3%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

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(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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