2017年8月2日水曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 214日目


                                                                                                                            
 
  生臭い話だけれど、

  エリクソンの心理療法の投資対効果はどれくらいなのだろうか?(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 214日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

・Structuring Self-Suggestions
・Comfort as Characteristic of Trance 
・Experiencing a Limited Awareness
・Structuring Expectancy to Facilitate Hypnotic Responsiveness
・Trance Indicators in Casual Behavior 
・Hallucination Training 
・Relating Conscious and Unconscious 
・Trance Learning by Association 
・Therapist's Voice in Patient's Inner Experience 
・Recovering Forgotten Memories: Time Distortion 
・Ratifying Age Regression 
・Focusing and Accompanying the Patient: Words with General and Specific Significance 
・Ratifying Age Regression 
・Contingent Suggestion
・Dissociation Double Bind for Amnesia
・Posthypnotic Suggestion for Amnesia 
・Questions to Locate Problems 
・Amnesia by Distraction
・Fogging Phenomenon 
・Double Bind Question to Initiate Indirect Trance Induction 
・Hand Levitation Induction: Dissociation by Implication 
・Suggestions Covering All Possibilities of a Class of Responses: Utilizing Subjective Experiences 
・Catalepsy: Implication and Indirect Suggestion for Exploring Human Potentials 

 
随考

 ―― ミルトン・エリクソンの経済学――
   
   今日の内容とは直接は関係ない。しかし、ミルトン・エリクソンの心理療法のお値段がいくらなのか?というのは少し気になる。

 ソースが曖昧なのだが、1回のセッションが$40だったと記憶している。ただし、1950年代あたりの円ドルレートを考えると固定相場で$1が360円の時代だ。そう考えると、単純に換算すると14,400円が1回あたりの心理療法のお値段ということになる。仮に月に2回、1年間に24回通ったとして総額345,600円になるという具合だ。

 例えば、「すきっ歯」の女性の場合は13回のセッションで推定187,200円で問題が解決となっている。

 このあたりになると単に悩みが解決しましたというところを超えて、本人が希望するような幸せな家庭が築けたということを考えると決して高いものではなかったと推定される。もちろん、通常の心理療法の範囲からすると症状が緩和される以上に、「幸せになる」のような一種の自己啓発的なゴールを目標にしてもよいのか?という疑問は湧くのだけれど、これはこれでありなのだろう。

 何れにせよ、エリクソンの事例の場合は単に症状が無くなりましたというだけではなく、これをきっかけにクライアントの人生がよい方向に転がっていくところがあるが、ある意味これがエリクソンの事例の根底にある面白さなのかもしれないと考えている今日この頃ではある。
   

8月2日の進捗、1688ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 63.7%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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