2017年8月5日土曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 217日目


                                                                                                                            
 
  繊細だが、強力。

  エリクソンの技法はこうでなくては(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 217日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

・Exercises with Contingent Suggestions 
・MULTIPLE TASKS AND SERIAL SUGGESTIONS 
・Exercises with Multiple Tasks and Serial Suggestions 

FOUR 
・Mutual Trance Induction
・Surprise to Loosen Mental Sets 
・Indirect Suggestion 
・Ideomotor Activity in Indirect Induction: Beginning Trance Criteria 
・Patient's Reality and Rapport 
・Learning to Speak in Trance 
・Voice Quality in Hypnosis
・Extraneous Stimuli in Trance 
・Feeling of Distance in Tranc
・Depotentiating Conscious Understanding 
・Voice Tone as a Cue
・Other Names in Trance 
・Rapport in Mutual Hypnosis

 
随考

 ―― 間接暗示――
 
 メモとして書いておく。日常会話でも相手に直接ズケズケ主張するより間接的に示唆したほうが、相手が言動を変えてくれる、あるいは変えようとしてくれる、という意味では効果的なことが多い。

 では、日常会話であったとしても、間接暗示をどのように行うのか?というのは一つのポイントとなる。

 そこで、エリクソンの言語パターンを読むと、(いわゆる)円環的質問を使っているのがわかる。円環的質問は後のミラノ派家族療法でパラツォーリらが体系化することになるが、そのアイディアの萌芽がエリクソンの言語の中に見られるという意味では、個人的には非常に興味深く読んでいる。

 具体的には以下になる。



E: Now I'm just going to look at her. I want both of you [R and H] to observe her blink reflex. 

(エリクソン) さて、私は彼女を見るつもりです。私はご両人に彼女が瞬きの反応をするところを観察していただきたいのです。



    被験者本人に瞬きをしなさいとか、瞬きをします、とか言わず。観察者に指示する形式で被験者に示唆しているのが一つのポイントということになる。

 普通に考えると非常に瑣末でどうでもよいことのように思われがちだが、個人的にはこういった「繊細」だが「力強い」ところがエリクソンらしぃなと感じているところだ。


8月5日の進捗、1712ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 64.6%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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